6月16日のこと。
「テラセ」さん(訪問美容)が私のいる介護付有料老人ホームに来てくださいました。
入居してる私は、ふとした事で1時過ぎから3時過ぎまでスタッフさんのお仕事ぶりを拝見するはめになってしまいました。
けれども家次さんを中心にした4人の精鋭の職人技にはすっかり心を奪われていました。
お客さんを安全に坐らせると、いろいろな小道具を瞬時にとり出し、手ぎわよく使いこなし、みるみるうちに髪を整えられるのです。小道具のいっぱい入ったウエストポーチ(?)と黒のユニフォームが又、何とも恰好よく見えました。
整髪の済んだ人を無事、下に降ろしたその手で息つく間もなく次の人を連れて来られる。
それぞれのスタッフさんが鋏を動かし乍も或る時は うまく折を見て、他の席へ行き不自由なお客さんの体をもう一方から支えて、仕事がスムーズにいく様、協力なさる。
あとで判ったことですが、たまにあること乍ら、この日はホームの日課の都合で、2時間半位の間に整髪する17人を済ませて欲しいとお願いをしたそうです。
老人への心配りの良さもさること乍ら、みごとなチームワークでのり切られた事に、すがすがしいものを感じ、佳い時間を過ごさせて頂いたことに大変得をした思いでした。
スタッフさんのこの元気の源は何といっても、料亭の味を追求し乍ら作っておられるオーナーさんのおべんとうに有るのでしょう。
何とも微笑ましい労使関係です。
※「創刊号」とは、サロンや訪問美容のお客様に配布している「テラセ新聞」のことです。